勉強方法
午前問題に関しては、基本情報技術者試験のレベルを押さえておけばほぼ問題ありません。一回テキストを読めば、基本情報と範囲がほぼ一緒であることが分かるでしょう。心配な方は、KIKIの情報処理の部屋さんで世界記録を出しておけば安心です。
わたしの場合、問題は午後でした。特にネットワークとデータベース。皆さんも参考書を読んでいて、「つまらないなぁ」と思うページがあるのではないでしょうか?実はそこが一番勉強のしどころなんです。「面白いなぁ」と思うページは、ある程度自分も興味があり、知識がある分野なのです。ぜひ「つまらないページ」を克服してください。それだけで獲得できる点数はぐっと上がります。あとは基本情報技術者の勉強方法と同じ、ひたすら過去問題に取り組むことです。
使用したテキスト
ソフトウェア開発技術者 完全合格教本 福嶋 宏訓 (著) 新星出版社
基本情報の合格にあやかって、福嶋さんの本買ってしまいました。内容としては申し分ないのですが、若干受験対策には向かないかもしれません。もし購入を検討されている方がいましたら、一度中身を確認することをお勧めします。
3週間完全マスター ソフトウェア開発技術者〈2004年版〉 ITアシスト編集 日経BP
このテキストは先輩から無料で譲っていただきました。3週間頑張る元気がなかったので、ネットワークとデータベースのところだけつまみ食いという感じです。話は変わりますが、この本の編集をしたITアシストの著者の中に、山中さんという方がいらっしゃいます。実は会社の新人研修で、山中さんにCOBOLを教えていただいたことがあります。関西弁の強い方で、研修中にわたしが文句を言ってたら叱られた記憶がありますが、今となってはいい思い出(若気の至り)です。もちろん書籍の記載は関西弁ではありませんし、3週間集中してやれば効果は期待できると思います。
受験に備えて
実はソフトウェア開発技術者は2回目のチャレンジで合格しました。1回目はホントに基本情報の知識のみで戦ったのですが、さすがにそこまで甘くありませんでした。ポイントとしては、過去問もさることながら「苦手な問題こそ避けて通らないこと」だと思います。あとは文章を読む力。記述式になるに連れて、答えが問題文中に隠れている可能性は高くなります。そうなると、問題文を読む前に設問を読んでおくことは非常に有効な手段となります。そして、問題文中にキーワードが出てきたら丸をつけたり下線を引いたりして、あとで振り返りやすいようにしておきます。これだけでだいぶ時間の節約になります。
そして、午後Ⅰはやはり時間との勝負、問題を解き始める前に必ず1問1問の時間配分を決めてください。そしてそれを過ぎてしまったら、次の問題に移ってください。そして最後に時間が余った時に、解ききれなかった問題に戻るのです。
受験を終えて
この試験だけは、2回目の受験後「受かったかも」という自信がありました。やっぱり苦手分野のネットワークとデータベースの対策をしたのは効果てき面で、逆に確実に点数を取ることができました。基本情報と違い、ソフトウェア開発技術者については午後の合格ラインが6割程度であると言われています。私の採点した感覚でも、それぐらいで合っているかと思います。
新試験制度(平成21年度~)になって
新試験制度では「応用情報技術者」という名前に変わりましたが、出題内容に関しては試験センターが「試験問題のレベルは,現行のソフトウェア開発技術者試験とほぼ同じ。」と定義しています。上記合格体験は、新試験制度下においても、同じことが言えると思います。