以前受かっている「SJC-P1.4」が古くなってきたことを感じ、今回は1.4からのアップグレード試験を受験しました。
勉強方法
アップグレード試験とはいえ、合格できるほどJavaの知識が整理されていなかったため、ゼロから勉強するつもりで挑みました。勉強方法としては通勤の電車のみで、トータル学習時間は30時間~40時間ほどです。テキスト+問題集をひたすら往復し、模試で80%以上正答できるようなレベルまで上げました。
また、インプレスのテキストは翔泳社のような直前チェックシート(要点集)が付属していないため、自作チェックシートを作成して活用しました。個人的には、このチェックシートを作成しなければ、合格できていなかったように思います。
使用したテキスト
徹底攻略 Java2 プログラマ問題集 Platform 5.0対応 八木裕乃、明壁敦子 著 須澤秀人 監修 式会社ソキウス・ジャパン編 インプレスジャパン
徹底攻略 Java2 プログラマ教科書 Platform 5.0対応 須澤秀人、後藤裕乃 著 ソキウス・ジャパン/編 インプレスジャパン
今回初めて、メインのテキストにインプレスのテキストを採用しました。SJC-P1.4の合格体験記にも書きましたが、テキスト選びには十分注意してください。テキスト・問題集ともによく書かれていると思いますが、実際の問題には、テキストで見たことがないようなものも出題されます。テキストの内容を完全に理解しても、100点は取れないと思いますが、十分合格できる網羅性だと思います。
受験に備えて
SJC-P1.4の合格体験記に、下記のように書きました。
Sunマイクロシステムズの試験は、Sunのサイトで試験範囲と例題が公開されています。受験前には必ずこの内容を確認するようにしてください。特に試験範囲を見て、まだ覚えていない内容はチェックするようにしてください。逆に、ここに掲載されていない範囲は覚える必要はありません。
ということで、アップグレード試験の範囲を確認したのですが、実際に出題される問題とは差異があります。例えば、インタフェースはアップグレードの出題範囲として明示されていませんが、私が受験した際には、2~3問出題されました。よって変にアップグレード試験という意識は持たない方がいいでしょう。
逆に、アップグレード試験は出題数が少なく、過去のバージョンと重複するような簡単な問題が出題されない傾向があります。問題数や試験時間が短い分、難易度が高いというのが私の持っている印象です。アップグレードではなく、新規で5.0を受けなおした方が、合格しやすいかもしれません。
出題される範囲で、重要なのはやはり「ジェネリックス」「コレクション」「API」だと思います。「普段使わないものが出題される」「同じような用語が複数あり、間違えやすい」などが理由です。
受験を終えて
SJC-PはSJC-WCよりも難しい印象を持っています。恐らく「出題範囲が広い」「ひっかけ問題が多い」などの理由が考えられると思うのですが、決して侮れない試験だということは間違いありません。
継続的にJavaのスキルを身につけていくために、これからもアップグレードを続けていきたいと思っています。