資格マニアとは?存在は是か非か?

自分が資格マニアなのではないかと思った出来事

 わたしが資格マニアなのではと思い始めたのは「基本情報技術者」の試験の時です。合格体験記のページでも書いていますが、入社時の研修で受験が必須になっていました。 元々パソコンにすら疎く、Excelも触ったことのなかったわたしが、三か月で「基本情報技術者」資格を取れたのは、やはり「資格マニアとしての覚醒」があったからでしょう。 ここでいう「資格マニアの覚醒」とは、資格を取ること自体に喜びややりがいを感じるようになることです。 以下の質問に答えてください。

  • あなたは今から取ろうとする資格に、魅力を感じていますか?
  • 取得した時の喜びを想像したことがありますか?
  • 周囲の人に、目指す資格の話をしましたか?何か言われましたか?
  • その資格を取得したあなたは、一段階技術レベルが上がると思いませんか?
  • その資格を取得したあなたは、周囲の人から一目置かれる存在になりませんか?

どうでしょうか?
資格を取得できた時のあなたは、少なくとも今のあなたよりは何かを知っています。何かができるようになっています。そんな自分になりたくないですか? ギター少年が、いつか大きなステージで演奏する日を夢見て、指の皮をすり減らしながら練習する・・・そんな感じです。 資格マニアにとって、資格取得は「趣味」であり、ゲームなどで集める「目に見える成果」のようなものなのです。

資格マニアになるには

 資格マニアになるには、上述したように「資格を取ることに喜びを感じること」が必要です。 つまり、1つも資格をとっていないうちに、「資格マニアになりたい」と言ってもそれは無理なことです。 まずは、難易度の低い資格を探して、勉強し、何でもいいので資格をとってみましょう。  その試験に合格した時、少しでも喜びを感じられれば、そこから資格マニアの道が始まります。
 もう既に、何らかの資格をお持ちの方はどうでしょうか? 「いくつか資格を取ったけど、もう資格は要らない」という方もいらっしゃるでしょう。 そういう方は、いくつ資格を持っていたとしても、「資格マニア」ではありません。単に必要な資格を取得した人です。パソコンを持っている人が、全員パソコンマニアではないのと同じです。  まとめると、資格をたくさん持っているということは「資格マニア」の十分条件ではありません。逆に、資格を1つしか持っていないからと言って、「資格マニアではない」と言い切ることもできません。  「とくかく資格を取るのが好きだ。」こう思える人が資格マニアです。

資格マニアの性

   本格的な資格マニアになってくると、周囲の資格取得を考えている人の学習状況が気になったり、資格の話をしているところに口出ししてしまったりします。また、人から「教えて」と言われれば、自分の知っていることをとことん教えたくなってしまいます。 ただし、こういう気持ちもさることながら、資格マニアは「勉強意欲」も忘れてはなりません。資格の勉強をしていないと不安になるくらい、ある種の劣等感を維持しながら、日々勉強に励むことが大切です。

資格マニアへの批判

  悲しいことではありますが、「資格マニア」という存在に肯定的な人ばかりではありません。 小さいところで言えば、私が電車の中で勉強していると、嫌がらせのようなことをされることもありました。会社では、直接的に『資格なんて持ってても意味ないよ』などと言われることもあります。
 わたしとしては、多くの人が資格に対する正しい理解を持って欲しいとは思いますが、人には人の「価値観」あります。全員が同じ価値観を持つのは現実的ではありません。 そう考えると、わたしにはわたしの価値観がある訳で、そのような批判的な人たちに、影響を受ける必要は全くない訳です。「資格マニアだ」と宣言し、わたしの場合、このような記事まで書いてしまっている訳ですから、『資格マニアとしての誇り』を持ち、貫きたいと思っています。

 資格の数だけ稼ぐことにも否定的な人はいますが、それを趣味としている人を否定する目的であれば慎むべきです。「本当に仕事や人生の役に立つのか?」という疑問は持つのは自由。言わなくてもいいことです。

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この記事を書いた人

東証プライム上場企業に勤める部長職のサラリーマン。
Javaのエンジニアとしてキャリアをスタートし、プロダクトマネージャーを経て今は180名の組織を束ねる役割と特定のプロジェクトを回すプレイングマネージャーとして活動。年間数十名の新卒・中途採用も担当しながら、ヒト・モノ・カネの問題解決に日々奮闘中。
書店に並ぶ著名人のような実績はないが、よりリアルな形で若手や管理職の支援をするためにモノコトテクノロジを開設。

趣味なし。

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